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Nov 16, 2007

東京駅

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東京にいて、東京駅を外から見ることってあまりなかった。
乗り継ぎやビルへの移動は地下道ですんでしまうからだ。

メトロで行き交うことのできる街の構造は、
ネットで交わされる情報と現実のそれとの二層をちょっと思わせる。

たまに地上で東京駅の外観を見ると、見とれてしまう。
このところ、見る度変貌をとげるので、私も地図無しには歩けなくなってきた。

義母くらいになると東京、銀座、日本橋界隈から
神田、浅草、上野などは徒歩圏内のようだ。
頭の中の地図は昔の老舗がそこにそのままあるから、
今でも創業している老舗の位置はそういう意味でも重要なのだろなと思う。
そのくらい変化は一世紀の時間を要しなかったということだと思うと、
人類に何が起こっているのか。
またすさまじく、素晴らしい。

「ちいさいおうち」という絵本が印象的だった子供の頃には
絵本のような光景はあまりみかけなかった。
いや、気にならなかったのかもしれない。

高度成長時代から、バブルに入った頃、
骨董通りでそれを見た。
高いビルに囲まれて泣くあのおうちを
現実、目の当たりにし衝撃的だった。

今思えばその頃はまだ小さな民家だったけど、
今はどうだろう。
街が消えていく。

抵抗し続けたその家も世代が変わったのか、
やがて押し寄せる波に飲まれていった。

それにしても東京駅は美しいと思う。
しかも、人々の出会いも別れも人生も暮らしもこの駅舎の中では
まだ実際に脈々と息衝いている。
新しいものを否定することもなく、そこにある風情が人を安心させているような
佇まいが、生き抜いてきた古老の、ゆるぎない安定感を思わせる。

それはこれから生きていかなければならないものにとっては
力だ。

変わり行く環境の中で、
はらはらどきどきしながらページをめくった「小さいおうち」は
壊されることはなく、人の手によって人との暮らしを続けることが出来た。

お決まりのハッピーエンドのおかげで、
その頃の小さい私に不安を残すことなく
次の遊びかおやつのことへと気は移っていたのではないかと思う。Tisaiouti

描かれていたおうちの表情は絵本の中で
大切なメッセージとして大きな意味を持っていたのだと
現実の「小さいおうち」たちを目にしてきた今、
それがよくわかる。

子供の五感にはささいなことや出来事も、
じわりと影響を与えている。

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日々のこと」カテゴリの記事

Comments

Robinさんのまろやかな感性が育まれた背景には、
こういう絵本の影響があるのでしょうね。

私って、子供の頃絵本を読んだ記憶あまりないのです。
絵本はいくらかあるので読んでいたみたいなんだけど、
記憶が、、、ない。

それにしても、東京駅は美しいです。

Posted by: mana | Nov 17, 2007 at 06:07 PM

私は絵本を読んだ記憶がないけれども、子供にたくさん
読んで聞かせました。
小さいおうちとか、白いうさぎと黒いうさぎ、
てぶくろ、やぎのがらがらどん、狼とこやぎ、
スーホーの馬(だったかな)・・・・・・
私のワンピースもよかったです。

そんな時代はないのでしょうかしら?
東京駅のレンガは、私の住む町のレンガだったと聞いています。

Posted by: takako | Nov 17, 2007 at 08:33 PM

Robinさんが小さいころの読んだ絵本ですよね。
そのころから感受性がゆたかだったのかな、と想像します。

東京駅の外観に感動したのは、
私もつい先週のこと。シンクロです♪

新丸ビルのカフェからみた、東京駅の夜の姿が
とてもキレイで、あ~こんな風に外側から
ながめたことあまりなかったな~なんて思いました。

エキナカもオープンして、ますます中だけで
用事がすんでしまいそうですが、
地上に出ると発見もありますね。

Posted by: tomomi | Nov 18, 2007 at 12:00 PM

☆manaさん、こどもって字より絵ですものね。
読んだ記憶より、印象でしょうか。
manaさんの感性を見させていただいていると、
海馬の奥にいろんなことストックされているなあと思います。

Posted by: Robin | Nov 20, 2007 at 12:27 AM

☆takakoさん、読んであげてると感じないけど、読んでもらったのは本当に面白かった。
子供が夢と現実を行ったり来たりできるのは、想像がリアルだからかも。
たくさん読んであげられたのですね。
きっと楽しみだったでしょうね。

東京駅のレンガってそうなんですね。
ディズニーでもなく「使っている」というところが、
美しいのだと思います。

Posted by: Robin | Nov 20, 2007 at 12:32 AM

☆tomomiさん、
そう、子供の頃に好きだった絵本です。
良い絵本だったのですね。今でも同じように目にします。
私も、以前ビルの窓際の席に案内されて、「あ」と感動しました。東京駅前開発の副産物かもしれません。
そういえば長いこと東京駅前で風を受けたこともなかったなと。

でもエキナカ。びっくりです。ほんとに地下がにぎわってて、表参道も、外に出るまで時間がかかるようになってしまったかも。(笑)

絵本って記憶より、印象でしょうか。
字を追ってませんし、読んでない。・・・・
だから、
大人になって開くとダイレクトにフラッシュバックしますよ。
大人になってからの絵本はいろんな理屈やしばりが邪魔しているなあと感じます。
絵本作家ってすごい。

Posted by: Robin | Nov 20, 2007 at 07:53 AM

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Posted by: みんな の プロフィール | Nov 21, 2007 at 12:45 AM

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