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Jan 09, 2010

訶梨勒ーミロバランー

Ko ミロバラン・・・

エキゾチックな響きがふと浮かんだ。
訶梨勒の実で、古くから薬用に使われる。

お釈迦さまが入滅されるとき、
天から母である麻耶夫人が投げた袋には訶梨勒の実が入っていたとのこと。
ただ、それは沙羅双樹の木にひっかかってしまった。

・・・・運命を感じる部分でもあるけれど。
薬効は
水毒を取去り、咳止め、下痢、頻尿、血止め、チフス菌、ブドウ球菌を抑制など抗菌作用

お釈迦さまの死因は食中毒といわれている。

言われてみて、改めて見ると、
確かに涅槃図には木にかかっている袋らしきものが見られる。

平安以降、魔除けとして、ミロバランの形に似た袋をつくり、香をつめてを柱にかける風習はここから来たと考えられるそうだ。

日本人が洒落ているのはその袋を蝉の形にしたところ。Miro_2
脱皮する生態とミロバランの形をかけている。

世界的にも国家的にも、人類的にも、時限の変わる時だろうか。

香の標本的宝箱を開けてみると、
それぞれのそこはかとない香りはたがいに混ざり合い、
まるで時代の中を駆けめぐるようだった。

一年の12か月各月の魔を払うように、
12種をつめて柱にかけて、年の初めを寿ぐ。

抽出する香りとはまた別の
心を大地におろすような、静かにこれからと、
これまでを見つめる時間に誘いこまれる・・・・そんな落ち着いた香りである。

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aromaticdays」カテゴリの記事

Comments

かりろくはミロバランというのですね。
蝉の形がここから来ていたとは!
いにしえの日本人の感性を偲べるのは素敵ですね。

ちょうど最近、仏教で献香されてたのはどんな香りなのですか?
という質問を受けました。
とても興味深いのですが、わかりません。
よかったら教えてくださいませ。

そして、ほんとうに素敵な宝箱☆
時を越えて、香りのシルクロード?鉱脈?を旅するRobinさんの言葉が響きます。

Posted by: mahaal | Jan 09, 2010 at 08:56 PM

happy01mahaalさん、香はほとんどすべて神聖なものとして、邪気を払うものとして供えられたでしょうね。経典をちょっと紐解いても花、香、光の供養でいっぱいな気がします。
自らを香る燈明として仏を供養したいと、香草ばかりを食べ、ついに焼身して自ら燈明となり、世界中に香しい香りと光で満たしたという壮絶な菩薩の話もあったような気がします。そもそも暑い国で発生したことは、匂いと密接だということです。
 中でもやはり沈香は千年たっても変わらないそうです。変わらないものへの憧憬と彼岸への想いを重ねる意味では沈香や伽羅でしょうか。

「香と仏教」という本があるくらいですので、紐解くとおもしろそうです。 

Posted by: Robin | Jan 10, 2010 at 10:18 AM

Robinさん、早速色々教えて下さってありがとうございます!
>自らを香る燈明として・・
「自燈明」が、このような香にまつわる菩薩のお話とも繋がるとは。
興味深いですね〜。背筋の伸びる思いがします。

昨年末、お坊さんから清めとして塗香を手に頂戴する機会がありました。
爽やかなで深く、かすかに甘やかで・・・。

『香と仏教』まずは図書館で借りてみますね!
そして、質問下さった方に、Robin's cafeをご紹介します♪

Posted by: mahaal | Jan 10, 2010 at 12:15 PM

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