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May 23, 2010

変遷立会い

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解体中の歌舞伎座。

新しくなればこの後ろに近代的な高層ビルが背景となるのでしょう。

この形を残すということだそうだけど、どれほど風情が再現されるかも楽しみです。

が、残してほしい建物が東京にはいろいろあります。
先日の三菱銀行跡のようにカフェや美術館として使われたりすると、
かつて人々の日々をイメージより、リアルに思いをよせることが出来るのも楽しいものです。

それは、子供だった自分を育んだ父や母が、どんな感じで社会にいたのだろうかなどの、まったく知らない両親や祖父母やその周囲の一面とかいったような。

最近六本木交差点を歩いていないのですが、
かつては角の本屋さんやアマンドをよく目印に使ったり、
新刊本をあさりに立ち寄ったものでしたが、いつのまにかモノクロームになってアーカイブ入りしてるのにびっくり。

もう、そんなにたったのかと変遷に驚くばかりです。
当時最先端も、今思うとレトロですねー。

日本の文化的遺産という感の強かった歌舞伎座。
近代建築としての先端と伝統のコラボの実現ってどんなふうに出現するのでしょう。

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May 21, 2010

カモミール

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元気な野菜が出来る畑の脇で 咲き乱れていたカモミール。
数年前に一鉢わけてもらって、自宅に放っておきました。

ここがミソ。

思惑どおりにあっちこっちでカモミールが咲くようになってきました。

これを摘み取って集めていきます。

カモミールはちょっと弱くなるとあっという間にアブラムシの餌食。
とても摘み取る気分にならなくなります。
フレッシュハーブの香りがいいし、スキンケアにもお茶にもしたいので、
薬剤は使いたくありません。

使ったら意味がありませんから、私にできるのは、土を耕すことくらいです。

種播きは風にまかせます。
舞い降りた場所が気に入ったら根を下ろして、そこで花を咲かせることを決めたカモミールはやっぱり強い、と思うのでこんな栽培をしています。

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May 20, 2010

アロマの弊害?

なんてタイトルつけちゃったんでしょ。

今朝咲いた薔薇を摘んで、無造作に花瓶にさし、
間近でその姿と香りを堪能するという贅沢。Todayrose

そう思うのは、植えてもなかなか存分に咲いてくれない薔薇だからだと思います。

                                                          

ところで、今、子 供たちの嗅覚に異変が起きているというニュースが流れました。

ついに・・・というか、
やっぱり。という感じがありました。

さらに被験者の年齢を聞いて、
ちょうどアロマセラピーが普及し始めた頃に生まれた子供たちだとも思いました。

子供たちの嗅覚は、人工フレーバーに反応しているようです。
摘みたての苺の香りを知らないからでしょう。

子供だけではありません。

発酵の匂いと腐敗の匂いをかぎわけることが出来ない大人も増えています。

デジタル情報に頼るようになってやはり10年くらい。
判断力が弱くなっていることと、
スピリチュアルの流行は別のものでもなさそうです。

嗅覚は光や音の情報とは違いアナログな感覚。
そして匂いそのものを断定する言葉がありませんから、伝えるためには豊かな五感の経験に頼らずをえません。
ワインの表現などを見るとそのことがよくわかります。Kif_3846

以前より「食育」が重要視されていますが、アロマセラピー普及の一環で、数年前から子供たちに「香育」と称し、香りを通した自然とのふれあいを提唱する活動が始まっています。


子供の時の匂いの記憶には母親や、父親や家族との絆、たくさんの愛された記憶と結びついたものが海馬の奥に納められていくべきという気がします。

ナノレベルデ作りだされた実に見事なフレーバー、
混沌とした匂いをそぎ落とされたエッセンスだけの香り。
マスキングされた空間。

都市空間は、限りなく拡がる子供たちの世界には窮屈のような気がします。

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May 15, 2010

菜種油と玉葱炒めの匂い

匂いには、時折「は!」とさせてくれるサプライズがあります。

そのたびにこちらに書いたこともありますが、
音楽と共に思い描く記憶がいわば3D化する楽しみです。
こんな匂いがこんな時代とリンクしているとは!

その頃の自分を思いがけず思いだされると、微笑ましかったりします。

泣いたり、怒ったりした過去は、
成長した自分によって癒されていくものですね。・・・きっと。

先日、とっても美味しい玉ねぎでオニオンストックを作る時でした。

これは、
けっこうたくさんの玉ねぎをスライスし、にんにくと時間をかけて甘みを引き出し
それをストックして色々使います。
玉葱が美味しい時に仕込んでおくこのストックは重宝です。


圧搾しぼりの菜種油を温めて、玉葱をジャッとフライパンに入れた時、
それはおこりました。

玉葱を炒めることなどしょっちゅうあるのに、です。


いつもの違う菜種油のせいだろうか・・・。
そう思って、実家の母に当時使っていた油を確認。

今普通に使われている調味料、野菜が違ってきているのでしょうか。
昔からの技法で絞られているなたね油と、有機の玉葱。
今では意図しなければ実現しないこんなコラボレーションは
どこの家でもあたりまえだった時代に醸しだしていたのですね。

夕餉の香りはこれだ!っと思った瞬間でした。

食べるものの形は同じでも、
違うものになっているように思います。

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May 13, 2010

女の嗅覚、男の匂い

 夫婦円満の秘訣に、
夫の匂い対策という見出しがありました。

身近な男性の匂いに対していかに世の女性達が敏感であるかを調査し、
気になるという匂い対策が研究されているとのことです。

女性は、生理的に無意識にも男性の匂いを嗅ぎ取っているらしいのです。
一方男性たちは近年ようやくトレンドとしての男の香りも意識するまでになりましたが、
女性にとっては「匂い」は本能的なことのようですね。

 以前、
それぞれの男性達に一日中シャツを来てもらい、
女性にはその匂いだけで相手を選んでもらうという実験がありました。

面白いことに、確かDNA的に一番遠いものを持った相手を選んでいるという結果でした。
また、女子は父親と同じ匂いを持った相手を選ぶ傾向があるというトピックも見たことがあります。

これは本能的に自分を守る相手という意味があったような気がします。
(もちろん、加齢臭を発しだした父の匂いという意味ではなかったと思いますが。)

いずれにしても、
どんなに時代が進もうとも、
女は匂いに敏感に出来ているという神秘に感動します。
もちろん種の保存に関わる重要なことだからです。201005071245421_2

いかに女の嗅覚を狂わせてはいけないかを改めて思います。

強い香りのついたものをあまり使わなくなって久しいのですが、
そうするといかに世の中不自然な香りが蔓延しているかを感じること多々あります。

中でもシャンプーや洗剤、リンスは強烈です。
香水の類も比較にならないほどですが、フレーバーも楽しくなるくらい。
おっと・・・
うっかりはまらないように、
時々楽しむ程度にしておいた方が無難に思います。


異様な匂いや、強い匂いには順応しやすいという性質をもっている嗅覚を
あまり疲労させてしまうと危険ともいえます。

是非是非、相手を選ぶ嗅覚だけは狂わないようにしておきたいとは、
誰しも思いますよね。

天然を選ぼうという意図は、
そういうところにもあるのです。

チョウチョshine

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May 11, 2010

aroma primavera real

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ソンブルーユが
いち早く満開。

ゴールデンウィーク晴天が続いたおかげです。

同時に満開のジャスミンと、
そこここで根を下ろし自由に咲かせているカモミール、
ふさふさと揺れるマジョラムの香り、
新芽の伸びた柚子の葉や枝を切っているとプチグレン様の香り、
それらが時折吹く五月の風にゆらぎ、
エッセンシャルオイルのローズとは別の、
けれど薔薇のスウィートで愛しい気持ちにさせる香りにあわさって
あっという間に心を乙女チックに仕上げてくれます。

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May 05, 2010

一人静か

初夏らしい陽気が続いています。

花の蕾がどんどん膨らんで、春の遅れを取り戻すかのようです。
もうすぐ我が家の薔薇も咲くと思うと楽しみ。

一か月ほど前に咲いたHitorisizuka 「一人静か」という名前の花です。

静御前が一人しずかに踊っている様子に由来するのだとか。

しずやしず・・・・
このうたを思い出します。
が、

唄に秘められた深い深い意味と背景に想いを馳せながら、
「一人静か」という名前をつけた由縁を探ってみると
またよいものです。

しずやしずのの歌について、とてもわかりやすいサイトがありましたので
リンクさせていただきます。

近々鎌倉へ行く予定がちょうどよく重なりますので、
この機会に静御前のことを偲んでみようかなと思います。

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